印鑑作家・永田皐月と小林董洋は若かりし頃、それぞれの就職先で日々修業に明け暮れました。
しかし、いくら高い彫刻技術を習得できたとしても、他に真似のできない「独自性」を持ち合わせなければ
伝統という名の「類型の模倣」に終始し、【世界に1点だけ】の印鑑作品を産み出すことはできません。
他にはない美しく個性的な文字デザインを創造し続ける彼らを、当店では“美印刻家”とも呼んでいます。
ここでは、人柄も作風も対照的な二人の歩み・受賞歴・プロフィール、さらには相互評価もご紹介します。


永田 皐月

■昭和36年12月7日 岐阜県岐阜市出身 現在56歳。
■高校卒業後、名匠・三田秀泉に師事、同時に東京印章講習会に入学。
■5年間の修業を経て、故郷・岐阜市に戻り、家業の印鑑店を継ぐ。
■25歳で全日印連技術大競技会に出品、
■その後も印鑑彫刻だけでなく、書・篆刻についても研鑽を積む。
■30歳にて結婚、現在は一男一女の子煩悩な父親。趣味はギター演奏。
■軽妙洒脱で温厚・柔和な人柄は皆から愛されるが、仕事には極めて厳格。


■修業時代から、流れるような文字線の美しさに魅せられてきました。今でも、仕事を忘れて夢中になって彫ってしまうことがよくあります。思い通りの作品に仕上がったときは、納めるのが惜しくなる(笑)。
■小林さんの精緻な仕事ぶりは、いかにも誠実な彼らしい。私にはとても。彼がご尊父・吉重師の書体を「吉印体」として蘇らせたのは意義深い。私の父も印鑑職人でしたが、吉重師とは比べものになりません(笑)。



小林 董洋

■昭和39年1月15日 東京都台東区出身 現在53歳
■高校卒業後、東京名門・長澤印店に入社。翌年、大阪の彫刻専門会社、松碩社に移籍し、以後5年間にわたり彫刻技術の研鑽に努める。
■24歳にて同社退社。東京に戻って実家の印鑑店を継承し、現在に至る。
■26歳のとき全国印章技術大競技会で
■28歳で結婚、愛妻家で知られる。趣味は映画鑑賞と熱帯魚飼育。
■穏やかで優しい性格だが、仕事に納得しないと徹夜する頑固な一面も。


■一見簡素なようで、実は格調高く重厚な印篆(漢代の篆書)に惹かれ、バランスと整合性の取れた彫刻を第一に心がけてきました。父の作風を再現することで、少しは恩返しができるかと思います。
■永田さんならではの自由闊達で個性的な書体、私には真似できません。特に今回の「筆印体」は、篆書と隷書を高い次元で融合させた傑作です。偶然入った川崎の居酒屋の筆文字ロゴが、彼の作品で驚きました(笑)。




永田 皐月・小林 董洋

岐阜出身の永田皐月は東京で、一方浅草生まれの小林董洋は大阪で、
互いに10代後半から20代前半にかけて、印鑑彫刻修業に励みました。
交わるはずのない二人の人生が、ほんの一瞬だけクロスします。
その偶然が21年の月日を経て、二人を強く結びつけます。
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永田皐月・小林董洋の独自書体の探求はそこから始まりました。

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