オリジナル書体を創り出す東西二人のハンコ職人【美印工房】

個性が違う2人の印鑑・ハンコ職人


永田 皐月

ながた こうげつ / 岐阜県各務原市在住

手彫り印鑑職人・永田 皐月(岐阜県各務原市在住)【美印工房】

■岐阜県岐阜市出身、現在は岐阜県各務原市在住。
■高校卒業後、東京・虎ノ門「三田印房」に就職、修業に励む。
■やがて業界の権威ある技術競技会で相次いで受賞するなど頭角を現す。

永田皐月 第5回全日印連技術大競技会 実印の部 銅賞受賞作品
永田皐月 第6回全日印連技術大競技会 密刻の部 銀賞受賞作品
永田皐月 第6回全日印連技術大競技会 角印の部 銀賞受賞作品

■5年間の修業を経て、故郷・岐阜市に戻り、家業の印鑑店を継ぐ。
■その後も印鑑彫刻だけでなく、書・篆刻についても広く研鑽を積む。
■現在は各務原市内で印鑑専門店【EIKODO】を営む。
■下記の印鑑・ハンコ通販サイトにても手彫り印鑑職人として活躍中。

□他とは決定的に違うハンコ【安心印鑑工房】

□手彫り印鑑職人【秀碩の工房】

□昭和歴代首相の印鑑【昭和印鑑工房】

□信長・秀吉・家康の印鑑【印鑑天下人】

■趣味はギター演奏・映画、音楽、落語鑑賞・将棋
■ユーモアを愛する温厚・柔和な人柄で周囲から慕われるが、仕事には極めて厳格。


■修業時代から、流れるような文字線の美しさに魅せられてきました。
今でも、ついつい夢中になり、時間を忘れて夜中まで彫ってしまうことがあります。
そうして思い通りの作品に仕上った時の達成感・爽快感は、他にはちょっと代えがたい。

■小林 董洋さんの精緻な仕事ぶりは、いかにも寡黙で実直な彼らしいと感心します。
中でも彼がご尊父・吉重師の作風を「吉印体」として今に蘇らせたのは実に意義深い。
同世代の印鑑職人として、彼の活躍には大いに刺激を受けています。
お互いもっと近ければ、ハンコの話でもしながら一杯やりたいところですが(笑)。

小林 董洋

こばやし とうよう / 東京都在住

手彫り印鑑職人・小林 董洋(東京都在住)【美印工房】

■東京・浅草に生まれ育った生粋の江戸っ子。
■高校卒業後、東京・虎ノ門「長澤印店」に入社、ひょんなことから当時近くの「三田印房」で修業中だった永田 皐月と出会う。
■翌年、大阪の彫刻専門会社「松碩社」に移籍し、以後5年間にわたり彫刻技術の研鑽に努める。
■同社在籍中から大阪の技術展覧会で連続受賞を果たすなど、業界内で広くその技術を評価される。

小林 董洋 第8回全国印章技術大競技会 角印の部 銅賞受賞作品
小林 董洋 第35回大阪府印章技術展覧会 木口普通の部 銀賞受賞作品
小林 董洋 第36回大阪府印章技術展覧会 角印の部 銅賞受賞作品

■24歳にて同社退社。東京に戻ってハンコ職人として父の跡を継ぎ、現在に至る。
■下記の印鑑・ハンコ通販サイトにても手彫り印鑑職人として活躍中。

□下町職人の力強い印鑑【浅草ハンコ名人会】

□昭和歴代首相の印鑑【昭和印鑑工房】

□信長・秀吉・家康の印鑑【印鑑天下人】

■趣味は熱帯魚飼育・ドライヴ・食べ歩き。
■寡黙で穏やかな人柄だが、仕事に納得しないと徹夜する頑固な一面も。


■一見シンプルなようでいて、格調高く整合性に富んだ漢代の篆書に惹かれています。
どんな書体であれ、文字全体のバランスが美しく整った作品作りを常に心がけてきました。
父・吉重独特の作風を「吉印体」として再現することで、少しは恩返しができているかと思います。

■軽妙洒脱な永田 皐月さんならではの自由闊達で個性的な書体の数々は、どれも私には真似できません。
特に「筆印体」は、彼が一気呵成に書き上げる、まさに一期一会の素晴しい書体です。
あるとき偶然入った居酒屋の筆文字の店名ロゴが彼の作品で、とても驚きました(笑)。

岐阜出身の永田 皐月は東京で、一方浅草生まれの小林 董洋は大阪で、互いに10代後半から20代前半にかけて、印鑑彫刻修業に励みました。
そんな、東と西で交わるはずのない彼らの人生が、昭和57年(1982)1月、ほんの一瞬だけ交差します。
そしてその偶然が21年の月日を経て、二人を強く結びつけます。

■二人の出会いを知る>>